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"道具使いの名人"として知られる「文具王」こと高畑正幸氏。Macを使いこなし、また以前からScanSnapに注目していたという文具王が語る、楽しい写真整理術。
思い出の写真をみんなで楽しく、便利に共有できる方法をご紹介。
高畑正幸 たかばたけ・まさゆき
1974年、香川県生まれ。TVチャンピオンで3度優勝し「文具王」の異名を持つ。文房具の企画デザインからマーケティング、執筆、販売など様々な活動を行なっている。また、さまざまな媒体を通して、本当に実践できる便利な仕事術を提案している。
ScanSnapは、古い写真をスキャンしてデジタル化するのにもとても便利です。特にiX100は一枚ずつ手差しで片面スキャンタイプですが、もともと写真が片面ですし、 スキャンする原稿に優しい設計で、写真が曲がったり給紙ローラーの痕が付いたりしにくい構造のため、写真のスキャンに向いています。 また、本体もコンパクト、ワイヤレスで場所を選ばず、PCを使わなくてもスマホやタブレットに直接画像を取り込むことも可能なので、家族で使うにも便利です。 スキャンしたデータは、専用アプリ「ScanSnap Connect Application」に保存されますが、写真管理アプリなどに転送すればより閲覧がしやすくなります。
と、ここまでは今まで通りの便利な使い方。ですが、スキャンして取っておきたいような古い写真って、家族の思い出的なものが多いんじゃないでしょうか。 だれか一人のスマホやタブレットに入っているよりも、家族みんながいつでも簡単に見れた方が楽しめるのではないかと思います。
そこで今回注目したのが、「おもいでばこ」。これはテレビにつなげて使う記憶装置で、SDカードやUSB、Wi-Fi接続に対応していて、 デジカメやスマホなどで撮影した画像をどんどん取り込んでいきます。取り込んだ画像は撮影日順などで自動的に整理され、そのままテレビで表示できます。
今はスマートフォンなどが増えて、誰でも簡単に写真を撮れる時代にはなりましたが、プリントすることが減ってしまい、 友達同士での写真の共有はしていても、家族だとせっかく撮った写真も家族それぞれのスマホやお父さんのカメラに入ったままあまり共有されていないという場合も あるようですし、意識して整理したり残したりしていかないと、スマホの紛失やパソコンの故障などで大量の写真を失ってしまった!ということにもなりかねません。
そこでみんなが集まれるリビングのテレビに接続した「おもいでばこ」にそれぞれが撮影した写真や動画を放り込んでいけば、みんなが撮影した写真を混ぜて一緒に見ることもできるし、データのバックアップにもなります。
※今や家族の大切な思い出はほとんど全てがデジタルデータです。しっかりと保存しておきたいですね。
※万が一に備えて「おもいでばこ」のバックアップもお勧めします。。
「おもいでばこ」にUSB接続のハードディスクを繋いでおけば、自動的に「おもいでばこ」のデータをコピーしてバックアップするようになっていますので、ぜひバックアップ用ハードディスクを用意することをお勧めします。
例えば親戚や友人が遊びに来たときにでも、テレビを付けて写真を見せることができれば話のキッカケになりますし、手持ち無沙汰な時間を楽しく過ごせるかもしれません。
そんな家族の思い出をなんでもまとめて引き受ける「おもいでばこ」に古いプリント写真も入れておけば、 さらに楽しくなりそうですね。そこでiX100の出番です。スキャンした写真を「おもいでばこ」に転送すれば、いつでもみんなが見ることができます。
使い方は、スキャンした画像を一旦写真アプリに入れ、「おもいでばこ」アプリで転送したい写真を選んで「おもいでばこ」に転送します。JPEGであればどんな画像でも転送できますから、写真に限らず、絵葉書や手紙、絵や書類なども取り込むことができます。
つまり、最近のデジカメやスマホで撮影したもの以外の思い出もScanSnapを使ってスキャンできるものなら一緒に取っておくことができるということ。まさに"おもいで"をなんでもとりあえずいれておく箱なんだなあと思います。
※PDFは取り込むことができません。ScanSnapの画像設定は必ずJPEGに。
デジタルもアナログも、大切な思い出のつまった写真をたのしく共有したり安全に保管したりすることは、効率や便利を超えて私たちに必要なことだと思います。 スキャンしてすっきりするのは嬉しいことですが、そのまましまいこんでしまうのはもったいないし、いざというときに見つからなくなったり、データが取り出せなくなってしまっては困ります。 家族の思い出は家族みんなの使いやすい方法で上手に管理したいものです。
著作権の対象となっている新聞、雑誌、書籍等の著作物は、個人的または家庭内、その他これらに準ずる限られた範囲内で使用することを目的とする場合を除き、権利者に無断でスキャンすることは法律で禁じられています。
また、スキャンして取り込んだデータは、私的使用の範囲でしかご使用になれません。