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テクニカルサポートエンジニアは、現場作業を陰で支える「縁の下の力持ち」

入社してから3年目までは、カスタマーエンジニアとしてお客様先でネットワーク機器の新規設置と故障機の交換作業を担当していました。配属初期からずっとネットワーク機器を担当していたので、一般的なカスタマーエンジニアよりもネットワークの知識や経験が身に付いていきました。その点が評価され、4年目でネットワークのサポート業務を行う部署へ異動することになりました。異動後から現在まで、テクニカルサポートエンジニアとしてサポート業務を担当しています。

テクニカルサポートエンジニアとは、カスタマーエンジニアをサポートする職種で、新規のネットワーク機器を増設する際のサポートをしたり、お客様先でトラブルなどが起こった際に、カスタマーエンジニアへ問題解決のための指示を出したりする技術者です。私たちテクニカルサポートエンジニアは、カスタマーエンジニアが迅速に対応できるように機器の調査や原因究明などを担当しています。

私のチームでは、カスタマーエンジニアだけでなく営業に対してもサポートを行っています。たとえば、営業がお客様へサービスを提案する際に、技術的に実現可能かどうかを私たちが判断します。カスタマーエンジニアや営業部門のようにお客様と直接関わる機会はほとんどありませんが、「縁の下の力持ち」としてお客様のネットワークインフラを支えています。

初めての経験で学んだことを糧に、進化し続ける

もっともやりがいを感じるのは、初回では対応できなかった機器の故障に、二回目以降は完璧に対応できたときです。初めて担当する機器の場合、即座に対応できないケースなどもあります。その際は、先輩に相談したり、先輩の経験を参考にしたりして対処しています。二回目に担当した機器を独力で対応できたときは、達成感も大きいです。
テクニカルサポートエンジニアは、日本全国で活動するPFUのネットワーク作業従事者を支えるための重要な役割を担っています。そのため、責任は大きいですが、ネットワークインフラを支えるチームの一員であるという誇りを持って業務にあたっています。

充実した教育制度と相談できる環境

PFUを知ったきっかけはHappy Hacking Keyboard(HHKB)ですが、就活中に校内で開催された会社説明会で、PFUについてさらに詳しく知りました。パソコンの修理などが好きだったので、カスタマーエンジニアという職は自分に合っていると思いました。また、教育制度が充実している点も入社を決めたポイントになりました。カスタマーエンジニアの場合、入社してから約半年間の専門研修があり、配属前に必要な知識を身に付けられる教育体制が整っています。

入社前は、IT企業に対して「コミュニケーションをあまり取らない職場なのでは…」というイメージを持っていました。実際に働いてみると、オープンな空気のチームが多く、コミュニケーションも活発です。私が所属するチームには朝礼があり、業務の進捗を定期的に報告しています。朝礼に加えて、月に二度行う「相談会」というものがあります。相談会は、業務の気になる部分の確認や相談、業務の改善提案を行う場です。また、月に一度、上司と実施する「1on1ミーティング」もあり、業務上の不安や悩み、プライベートのことまで相談できます。相談しやすい場や仕組みがあり、困ったときに連携して助け合える、これが私の職場の魅力です。

就職活動中の方へのメッセージ

「社会人としてやっていけるか不安…」「未経験だけど大丈夫かな…」といったことは誰しも考えると思います。でも大丈夫!…とは簡単に言えませんが、自分が思っている以上に周りは助けてくれますし、教えてくれます。
いろいろなことに挑戦して、吸収して、今度は皆さんで次の世代を育ててあげてください。

江本 響の
これまでのキャリア

1 年目 ネットワーク機器の新規設置業務を担当
OJT指導のもと、カスタマーエンジニアとしてネットワーク機器の新規設置業務を担当
2~3 年目 ネットワーク機器の障害対応業務に従事
国際的なスポーツ大会で使用するネットワーク機器の故障に備え、常駐業務に従事
4 年目 ネットワークのサポート部門に異動
テクニカルサポートエンジニアとして日本全国のネットワーク作業の統括、およびサポート業務を担当
5 年目~現在 ネットワークベンダー企業と自社の窓口役として活躍
新たな案件の枠組み作りや、手順書の作成などを担当